インターンシップに必要な持ち物とは?あると便利な持ち物も紹介
2023年5月20日
目次
企業から指定された持ち物を確認しよう
学生の皆さんが就職活動を始めるにあたって、「どんな仕事があるのか」「自分にあった業種は何か」を知ってもらうために企業が用意・準備する職業体験、それがインターンシップです。インターンシップでは業務についてのレクチャーを受けたり、あるいは参加者同士で討議したり、実際に仕事に就いたりします。インターンシップ参加の際には、どんな持ち物を準備すれば良いのか、悩む方もいるでしょう。では、何を用意しておけば大丈夫でしょうか。
色々なモノが考えられますが、まず確認したいのは『企業から指定されているもの』です。企業から届くメールや、就職相談室・キャリアセンター等に掲示されている参加案内をしっかり読み込んで確認しましょう。企業が指定するアイテムは、業務のなかで必ず使うものです。学生証、印鑑なども持ってくるように指示されることがあります。指定されたものを忘れたら、インターンシップでの活動が制限を受けるだけでなく、最悪の場合は参加資格がなくなるかも知れません。なにはなくとも、指定されたものは必ず忘れずに準備し持参しましょう。
インターンシップ参加に必要な持ち物
企業に指定されたものを用意するだけではなく、「必ず持っていくもの」「あれば役立つもの・便利なもの」があることも意識しましょう。ここでは、そのような必需品を紹介していきます。併せて、最近増えてきたオンライン・インターンシップで必要なものにも触れていきます。
筆記用具
これを持たない方はいないと思いますが、ペン(と対になるメモ等)は必須です。受付での記名、業務説明の聞き書き、グループワークでの速記などペンが必要なシーンは必ずあります。メモと一緒に、スーツポケットやかばん内の取り出しやすい位置にしまっておきましょう。ペンの種類は、ボールペンがお勧めです。シャープペンシルでは芯が折れたりする懸念があり、サインペンはメモ書きには不向きです。4色ボールペンで、色を変えて書き分けるのも、後で見返したときにわかり易くてお勧めです。
そのほか、マークシートへの記載などで、企業から「鉛筆持参」を指定されることも考えられます。企業指定への準備は怠らないように気をつけましょう。オンラインでも、ペンは当然必要です。オンライン接続するPCやスマートフォン、タブレットの周囲にメモとペンを置けるスペースを確保しましょう。また、対面でもオンラインでも、書いている姿勢は『真剣に話を聴いている』印象を与えられます。対面でもオンラインでも、筆記用具を使う際には、「メモを取ってもよろしいでしょうか?」と相手に一言かけることを心がけましょう。メモを取ってはいけないシーンもあり得ます。
スマートフォン・携帯電話
さすがにこれを持たずに参加する人はいないと思います。当然、さまざまなシーンで必要となります。
・当日、電車遅延などで参加が遅れそうなときや、急な体調不良で参加できないときの緊急連絡手段として必須ですね。まさかの際にすぐに電話できるよう、訪問企業の連絡先を事前に登録しておきましょう。
・訪問先を訪ねる際に、地図アプリを利用して位置を確認します。行ったことのない駅で下りて方向がわからないときには、GPSを頼りにすれば迷うことも少なくなります。先方連絡先と同じように、事前に先方住所を確認しておきましょう。
・向かっている最中に、企業情報を再確認したり、参加案内のメールを読み返したりすることにも使えます、不安を解消し、気持ちに余裕を持って参加できるでしょう。
他にも「入館証の提示」「業務中の連絡」「学生同士での、連絡先交換」などの活用シーンも考えられます。電池残量不足でシャットダウンしないよう、モバイルバッテリーも準備しておきしましょう。企業内でコンセントを借りることはできません。オンラインでも、急な接続断にそなえて、すぐに連絡できるよう手の届くところに置いておきましょう。
ノート・メモ帳
ノートやメモ帳は、必ずペンと一緒に携帯しましょう。メモを取ることは、インターンシップ活動中のどんな状況でも起きます。依頼された内容を復唱するために書いたり、移動中に説明を受けてとっさにメモしたり、書いた伝言を別の相手にそのまま渡したり、など活躍の場は数多くあります。立ったままでも書けるよう、表紙が硬くて下敷きがわりになり、あまり分厚くなく、持ちやすいサイズを選びましょう。できれば持ち歩き用のポケットに入るB6~A5サイズのメモ帳と、t通常のB5~A4サイズのノートの2種類を準備できるといいですね。ペンと同様、オンラインでも積極的にノートは活用しましょう。
腕時計
時間を確認したいとき、スマートフォン/携帯電話を取り出していては手間もかかりますし、見た目の印象もよくありません。また、時計のない会議室に案内されてのグループワークや、刻限を指定される業務なども考えられます。「いま何時?」が常に確認できるよう、腕時計を身に付けましょう。ストップウォッチやタイマー機能があるデジタルウォッチも、グループワークで役立つことがあります。スマートウォッチなどアラーム音が鳴るものは、音が出ないように設定しましょう。オンラインでは、腕時計を見る行為が「画面から目をそらしている」ように思われるかも知れないので、腕からはずして、時刻はPC内の表示で確認するのがいいでしょう。
印鑑
インターンシップ参加の際に、印鑑が必要なシーンも想定されます。たとえば、
・業務を開始するにあたって、NDA(秘密保持契約)を事前に交わす。
・有給型のインターンシップで、業務に応じた時給や交通費が支払われる。
などが考えられます。こういった場合は、事前の案内に「印鑑持参」が必ず記載されていますので、しっかり確認して忘れないよう気をつけましょう。印鑑はシヤチハタタイプのインク内蔵型ではなく、朱肉を必要とする認印を持参しましょう。安いもので大丈夫です。朱肉も忘れずに携帯して下さい。さすがに、オンラインでは準備しなくても大丈夫ですね。
口座情報
有給だったり交通費精算がある場合、銀行振り込みで支給を行うケースがあります。企業指定の持ち物に「印鑑」が記載されていたら、念のため自分の口座番号がわかるキャッシュカードや通帳を持っていきましょう。
身分証明書
入館時に身分証明書を求められることがあります。社会人でしたら名刺を差し出すシーンですが、学生は学生証を提示しましょう。身分を証明するものは運転免許証や健康保険証でも問題ありませんが、学生証を提示することでOB/OGと接点ができるかも知れません。オンラインでも、学籍番号を言うシーンなどが考えられますので手元に用意しておきましょう。健康保険証も、万が一の事故やけがの際に必要になりますので、携えて行くのが無難です。
インターンシップ参加に便利な持ち物
上記の重要度の高いもの以外でも、「持っていて良かった」「用意しておいて助かった」というアイテムが多数あります。資料を分類したり、身だしなみを整えたり、まさかの時に備えられる品々をご紹介します。便利な持ち物を用意することの最大の利点は、「余裕が持てて安心できること」です。アイテムを準備して使うことがなかったとしても、『私は準備万端!』と思うことができれば、その安心と余裕が行動にも現れます。それは貴方が接する方々に、好印象を与えることにつながります。
クリアファイル
業務やグループワークで、さまざまな書類や資料を受け取る機会が多いのがインターンシップです。資料を汚さず持ち帰れるよう、また持参する書類があれば折り目をつけないよう、紙類はクリアファイルにはさんで保管しましょう。予備も含めて、2~5枚くらい用意しておけば安心です。就活の資料を企業ごとに管理するなど、普段の活用シーンが多いのもクリアファイルの利点です。
折りたたみ傘
「晴れてたら、いらないんじゃ・・・」と思うかもしれない折りたたみ傘。しかし、ゲリラ豪雨など突然の悪天候もあり得ます。また、曇り空で降るかどうかわからないときも、持っておくことで安心でき、インターンシップ業務に集中することができます。小さく折りたためる傘も増えていて、かばんを圧迫することもありません。曇り空のときは、かばんに傘を入れておくようにしましょう。
名刺入れ
「学生が名刺入れを持つ?」と、首をかしげるかも知れませんね。たしかに学生は名刺を持っていません。でも、先方のご担当者から名刺をもらうことはあり得ます。もらった名刺をそのままポケットに名刺をしまうのは、悪い印象を与えます。名刺を頂戴したとき、スマートに名刺を受け取れるように、名刺入れは用意しましょう。名刺をいただいたら名刺入れを取り出し、御礼を伝えながらしまいましょう。
歯ブラシ
お昼休み・ランチ休憩が入るインターンシップでは、マスクをしていてもエチケットとして、休憩終了前の歯磨きを心がけましょう。ブラッシングで気分転換することで、午後からの業務にも集中できるでしょう。
カーディガンなど上着
ビル内の会議室や事務室では、思った以上に冷房が効いていることがあります。カーディガンや薄手のセーターなど、簡単に体温調整できるものを準備しておきましょう。体調を崩しては元も子もありません。
ストッキングの予備(女性)
女性は、就活ではスカート姿でストッキングを履く機会が多いでしょう。うっかり引っかけて伝線したときに備えて、予備のストッキングをかばんに忍ばせておきましょう。
インターンシップ前日までに準備しておくこと
必要なものや、あると便利な持ち物はインターンシップの前日までに準備し、抜けているものがないか確認しましょう。また、持ち物以外でも事前に情報収集したり、当日の行動を予測しておくことで、万全の体制でインターンシップに臨めます。前日までに調べたり、備えておくべき事柄についても触れておきます。
企業への経路を地図で確認
「スマートフォン・携帯電話」の項目でも触れましたが、訪問先の住所を調べておき、地図アプリで所在地を確認しましょう。併せて、自宅から訪問先企業までの経路も調査し、時刻表アプリなどで電車・徒歩の移動時間をチェックしましょう。時間ぎりぎりに到着するのではなく、10分~15分前には到着するようにしましょう。とくに高層ビル内の企業では、ビルに着いてから行先のフロアに到着するまで5分~10分くらいかかることもあります。入館にも時間はかかりますし、何より早めに到着したほうが「気持ちの余裕」も生まれます。訪問先の地図は、念のため印刷して持っていくこともお勧めします。必要な情報はつねに予備を用意しておくことも、心がけましょう。
インターンシップの参加目的や自己紹介の準備
インターンシップに参加する際には、「この企業で自分は何を知りたいのか」「何を得ようとしているのか」という目的意識を明確に持って臨みましょう。そうすればインターンシップは単なる企業見学にとどまらず、就職活動で他の企業に応募するときにも役立つ情報収集につながります。「とりあえず参加してみよう」よりは、たとえば「企業研究はしているけど、実際の業務の進め方を知りたい」「就職活動を続けるにあたって、どのように接すればいいか体験したい」といった課題を持って臨めば、参加している時間はより有意義なものになります。インターンシップ内で行う自己紹介では、氏名、学校名、学部、所属ゼミなどを伝えることはもちろん、「今日はよろしくお願い致します」のひとことも必ず加えましょう。持ち物準備を怠りなく行って気持ちに余裕があれば、「趣味は・・・」「得意なことは・・・」などの簡単な自己PRも加えられれば、より良い好印象を社員の方に伝えることができます。
アクタガワのインターンシップ参加に必要な持ち物
アクタガワのインターンシップ参加に必要な持ち物は、筆記用具・メモ帳・スマートフォンになります。会社の説明等をさせていただく際に、資料はお配りしておりませんのでメモを取れるように準備をしていただければと思います。交通費のお渡しをする際に、署名をいただきたいのでボールペンをお持ちいただければと思います。また、インターンシップに参加していただいた方にアンケートのご協力をお願いしております。WEBで行っていますので、スマートフォンがあるとその場で回答をしていただくことができます。
インターンシップの持ち物は忘れずに
インターンシップを滞りなく完了させ、先方企業に貴方の良いイメージを持ってもらう準備の第一歩として、持ち物には気を配りましょう。何よりも、準備することで「余裕」が生まれます。余裕があれば安心でき、安心できれば自信を持つこともできます。
1:企業からの連絡をしっかり確認し、指定された持ち物があれば準備。
2:ペンやメモ帳など必須の道具も用意。
3:困ったときに役立つ便利グッズもかばんに。
4:会社情報なども前日までに確認し、目的意識を持って参加。
以上4つを心がけ実践することで、インターンシップに自信と余裕をもって参加しましょう。